2002/11/12

「正しいコーヒー」を飲む権利? 米住民投票
- CNN/REUTERS
カリフォルニア州バークリー——5日の米中間選挙に伴い米国各地でさまざまな住民投票が行われ、当地ではカフェやレストランで一服する際のコーヒーの品質をめぐり、しれつな戦いが繰り広げられた。

バークリー市の市民グループは、「ポリティカリー・コレクト」なコーヒー、つまり環境に優しい方法で有機栽培され、労働者に適正賃金を払っている、「正しい」コーヒーを安心して飲む権利を主張し、市内のカフェやバー、レストランではこうした基準にみあったコーヒーしか販売してはならないとする条例の採択を求めていた。

可決されれば、ただでさえリベラルな風潮で知られるバークリーは、全米初の「正しいコーヒーの町」としても有名になるはずだった。しかし最高で禁固6カ月などの罰則を盛り込んでいたため、スターバックスやピーツ・コーヒーなど有名店やコーヒー業界団体が大々的なダイレクトメール・キャンペーンを展開し、条例成立に反対。結局、賛成票はわずか30%程度にとどまった。
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自分にとっていいことが誰にとってもいいことだと、混同している、限りなく善意的な人たちの例。
これも、利己主義といえるのではないだろうか。
で、なぜそれが「コーヒー」なのかは不明。

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