<米連続狙撃事件>バージニアでの裁判先行
アシュクロフト米司法長官は7日、首都圏の連続無差別狙撃事件で訴追されたジョン・アレン・モハメド容疑者(41)と養子の少年(17)の裁判を最初にバージニア州の裁判所で行うと発表した。同州は少年にも死刑が適用される州法を持つため選ばれたとみられる。
米国では複数の州が関連する事件は州ごとに裁判を行う。この事件では犠牲者6人のメリーランド州、同3人のバージニア州のどちらで先に裁判を行うかが協議されていた。メリーランド州は18歳未満の少年には死刑を科さないが、死刑執行数の多い州として知られるバージニア州は少年の死刑を認めている。
同長官はバージニア州を優先する理由を「犠牲者への正義を保障するため」と語り、死刑判決を追求する考えを示した。
また、ジョージア州警察は同日、9月21日未明に同州アトランタの商店前で男性1人が射殺された事件と、同日午後にルイジアナ州の酒店で発生した強盗殺人事件で、同じ拳銃が使われていたと発表した。銃弾の線条痕が一致した。
ルイジアナ州の事件は2容疑者の犯行と断定されており、ジョージア州警察は同州の事件も2容疑者が起こしたとみて調べている。2容疑者は9月23日にルイジアナ州の美容品店で発生した強盗殺人事件の容疑もかけられている。(毎日新聞)
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「犠牲者の正義を追求するため」。この言葉が意味するのは、応報刑の立場からのであろう。
CNNによれば、"No attorney was present during the interrogation, according to Michael Arif, who was appointed as Malvo's attorney in the Virginia case last Thursday, just a few hours before the questioning began. Malvo's court-appointed attorney in the federal case no longer had jurisdiction after that complaint was dismissed. "
弁護士の立会いのない、取調べのようである。
各州ごとの死刑の要件
Maryland
州法は一人殺せば死刑になりうるとしている。したがって、死刑判決は下されうる。
しかし、死刑が適用されうるのは、18歳以上で、少年は当時17歳である。
Virginia
この州は死刑の基準がゆるく、この事件では間違いなく適用されうる。またテキサス州についで二番目の死刑執行の数を記録している。
また、17歳で死刑適用される。
Washington, D.C.
DCでは死刑は執行されていない。
Alabama
州法によれば、どちらが引き金を引いたかは問題なく、死刑を適用しうる。
17歳という年齢も問題とはならない。
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