親がHIV感染で幼児の入園拒否 甲府市の私立保育園
http://www.asahi.com/national/update/1129/014.html
親がエイズウイルス(HIV)に感染している幼児の入園を、甲府市の私立相川保育園(山本元家園長)が昨年2月に拒否していたことが29日、分かった。同園は「他の園児の親が不安に思うかもしれないと思ったが、HIVを理由に拒否した事実はない」と話している。
甲府市子育て支援課や同園によると、昨年2月に「子どもを預かってほしい」と親が園に来た。園はその際、付添人から親がHIVに感染していることを知ったという。園は一時預かりとして、数日間通わせた。
しかし、「他の園児や親が知った時、どんな反応をするか分からない」「職員にも正確な知識がなく動揺している」などとして市に相談。市は県などと協議したうえで「私立の保育園で不安があるなら」と、幼児を市内の公立保育所に受け入れた。
その際、親がHIV感染者であることは「他の園児と接し方が変わる可能性がある」として所長ら一部の管理職を除き、知らせなかった。親と幼児は今年3月ごろ、市外に転出したという。 (11/29 11:16)